赤ちゃんのミルクを調乳するために電気ポットや調乳ポットを使っている場合、ポットのお湯を継ぎ足しで使ってる人が多いのではないでしょうか。
継ぎ足した後に再度沸騰させるので、雑菌は死滅し大きな問題にはなりません。
けれども、ミネラル成分がポット内に付着して汚れとなるので、1日に1回はお湯を交換し、ポット内を掃除することをおすすめします。
この記事では、電気ポットのお湯の継ぎ足しや交換について紹介しますので、赤ちゃんのミルク作りをされている方は参考にしてくださいね。
電気ポットのお湯は毎日の交換が赤ちゃんのミルク作りに安心
電気ポットに付属している使い方やメーカーの公式サイトなどを見ると、ポット内の水は1日1回の交換が推奨されています。
実際には、保温機能のある電気ポットのお湯は常に高温状態ですし、継ぎ足した場合には再沸騰させるので、水が腐ってお腹を壊す可能性は低いです。
ですが、水を継ぎ足ししながら使っていると、カルキやミネラル成分、水垢などがポット内に蓄積しやすくなり、味や臭いに影響することもあります。
絶対お湯を交換しないとダメ、といった理由があるわけではないのですが、大人だけが使うならともかく赤ちゃんに使う場合には、推奨されている1日1回を参考に自分でルールを決めて交換しましょう。
ポットのお湯が足りなくなった場合は継ぎ足しOK
赤ちゃんがミルクを沢山飲むようになってくると、1日の途中でお湯が足りなくなることもありますよね。
足りなくなったら、水を継ぎ足して再沸騰させても構いません。
常に継ぎ足しがダメというわけではなく、1日に1回はポット内のお湯を一度捨て、中を綺麗に洗えば、あとは継ぎ足しをしても大丈夫です。
調乳ポットのお湯も交換しよう
調乳ポットには、調乳しやすい温度でお湯を保温してくれるものから、沸騰機能がついているものまでいろいろあります。
調乳ポットを使っている方も、1日に1回はお湯を全部捨てて、ポット内を掃除することをおすすめします。
電気ポットと電気ケトルはどちらが調乳に適しているかメリット・デメリットを検証
赤ちゃんのミルク作りに使うお湯を沸かす時には、やかんの他、
- 電気ポット・調乳ポット
- 電気ケトル
を使っている人が多いです。
それぞれ、メリット・デメリットがありますので紹介します。
電気ポットや調乳ポットのメリット・デメリット
電気ポットや調乳ポットは保温機能がついているので、ミルクを作るたびにお湯を沸かさなくていいというメリットがあります。
けれども、ポット内には、カルキなどのミネラル成分が付着しやすいので、定期的な掃除が必要です。
また、電気ポットや調乳ポットは、沸騰中に蒸気が出ますし、倒したら熱湯がこぼれ出るので、使う時には注意が必要。
特に赤ちゃんが動き回るようになったら、事故を起こさないように置く場所をよく考えなければなりません。
電気ケトルのメリット・デメリット
電気ケトルには電気ポットと比較し
- 短時間で沸かすことができる
- その都度新しい水で沸かせられる
といったメリットがあります。
小さめで見た目的にもスタイリッシュなので、デザイン的には電気ポットよりも人気が高いです。
けれども、電気ケトルはすぐに沸騰してしまい、ポット内のお湯の温度が高い間は再沸騰が難しい機種が多いので、赤ちゃんのお湯用としては向いていません。
なぜなら、水道水内に含まれるトリハロメタンは約15分沸騰させないと除去できないからなんです。
厳密には、水道水内の不要物を取り除くために必要な煮沸時間は、自治体によって違います。
大人が飲むお湯であれば、トリハロメタンが除去しきれてなくても問題ありませんが、赤ちゃんにはできるだけ与えたくないですよね。
ですから、電気ケトルで赤ちゃん用のお湯を作る場合には、水道水を浄水器に通しトリハロメタンを除去してから使うことをおすすめします。
カルキ抜き機能がついた電気ポットも、1回の沸騰ではトリハロメタンは除去しきれていません。除去するためには数回沸騰させる必要があります。
ミネラルウォーターは赤ちゃんには向かないものが多い
水道水のトリハロメタンが心配なら、ミネラルウォーターを使えばいいのではないかと思いがちですが、ミネラルウォーターはミネラル分が豊富なので、赤ちゃんの腎臓に負担がかかってしまう場合があります。
ですから、赤ちゃんのミルク作りには、ミネラルウォーターよりも、水道水を沸騰させ 残留塩素やトリハロメタンを取り除いた白湯が一番です。
とはいえ、白湯を作るためには15分以上の煮沸が必要なので、電気ポットでも複数回の沸騰が必要になりかなり面倒。
赤ちゃんの安全を守りながらも、できるだけ楽をしたいという方にはウォーターサーバーが向いています。
ウォーターサーバーがあればミルク作りが安全かつ簡単に
水道水を15分以上沸騰させて白湯を作るのは手間がかかりますが、不純物を濾過してくれるウォーターサーバーがあれば白湯を作る必要がありません。
ウォーターサーバーには、ミネラルウォーターのボトルが使われるものもありますが、ミネラル成分が多いと赤ちゃんの腎臓に負担をかけるので、ミルク用としてはアクアスタイルのような水道直結タイプがおすすめです。
アクアスタイルは、2種類のフィルターが水道水内のトリハロメタンや塩素などの不純物を取り除くので、煮沸しなくても白湯と同じ状態のお湯がいつでも出てきます。
お湯の温度は85℃で、調乳に必要な70℃以上のお湯がいつでも出てきますし、冷水と混ぜれば適温のミルクがあっという間に完成。
湯冷ましを準備しなくてもいいのがすごく楽です。
しかも、水道直結タイプは、ボトルの交換が必要なく、どんなに水を使ってもかかる料金は定額なんです。
ですから、使用量を気にせず、ごはん作りなどにも使えます。
チャイルドロックもついているので、歩き回る子供さんがいても心配ありません。
電気ポットはとても便利ですが、
- 1日1回お湯交換が必要
- 毎日ポット内の掃除が必要
- 煮沸が足りない場合は不純物が除去しきれてない
といったデメリットもあります。
赤ちゃんに安心して使えるお湯を簡単に準備したいなら、安心して与えられるお湯をいつでも使えるウォーターサーバーも検討してみましょう。
まとめ
電気ポットのお湯を赤ちゃん用としても使っているなら、1日に1回は全て入れ替え、内側を掃除しましょう。
電気ポットでお湯を沸かす場合は、沸騰時間が短いと水道水内のトリハロメタンなどを除去しきれないので、複数回沸騰させたほうが安心して赤ちゃんに与えられます。
電気ポットの掃除や複数回の煮沸が面倒と感じる人は、水道直結型のウォーターサーバーも検討しましょう。