他の家族の洗濯物は臭わないのに、旦那さんの使ったバスタオルや服だけ生乾き臭がする場合の原因と、臭くならない洗い方を紹介します。
毎回洗濯物を畳むたびに、旦那さんの洗濯物の臭いにうんざりしている人は参考にしてください。
生乾き臭が旦那のだけキツイ原因は「皮脂と雑菌」
洗濯物から生乾き臭がする原因は、洗濯物に残った皮脂汚れをエサに増殖した「雑菌」です。
他の家族の洗濯物は臭わないのに、旦那さんのタオルや服だけ臭くなってしまうのは、洗濯では落ちきれない皮脂や角質が沢山残ってしまっているからです。
理由は、男性の場合、30代の後半になると若い頃よりもねっとりとした脂を含んだ汗をかくため。
ですから、中年の男性が使用したバスタオルや寝具・衣類は、雑菌が増殖したり、皮脂が酸化したりして嫌なニオイを発生させてしまいます。
しかも、脂を含んだ汗が繊維にべっとりと絡みついているので、通常の洗濯では汚れが落ちず、ニオイも残ってしまうのです。
40代男性は「加齢臭」「ミドル脂臭」が混じり合い人生で一番体臭がキツくなる
一般的にオジさんのニオイで連想するのは「加齢臭」ですが、実は加齢臭はそれほどニオイがきつくありません。
強烈なのは、頭の後ろや首あたりから漂う脂っぽいニオイの「ミドル脂臭」です。
ミドル脂臭は、35歳から45歳ころがピークで、加齢臭は40歳ころから加齢とともにどんどん強くなっていきます。
つまり、40代の男性は、ミドル脂臭と加齢臭、さらには若い頃からある一般的な汗臭が混ざり合い、人生で一番臭い時期と言えます。
ミドル脂臭の原因となる汗は、ねっとりと脂を含んでいるので、洗濯しても汚れが落ちにくく、生乾きのときのような嫌なニオイがしてしまうことが多いです。
他の洗濯物に旦那の加齢臭や生乾き臭がうつるのを避けるためのプロの洗い方
ニオイを発生させないための洗い方にはいくつかのポイントがあります。
洗濯のプロの洗い方を参考に、汚れだけでなくニオイもスッキリさせる洗い方を紹介します。
- 予洗いでニオイの原因である汗を洗い流す
- 過炭酸ナトリウムでつけ置き洗い
- 脂っぽい汗がついたところを石鹸で部分洗い
- 完全に湿気を飛ばす干し方が大事
予洗いでニオイの原因である汗を洗い流す
汗をたっぷり含んだ衣類がある場合には、一度予洗いして脱水をしてから通常のコースで洗うと、汗の汚れが他の洗濯物にうつりにくいです。
衣類やタオルについた雑菌のニオイは、他の洗濯物にうつるので、ニオイがきつい場合には他の洗濯物と分けておきましょう。
汗がついた湿った衣類は乾かしてから洗濯カゴへ
汗がついた衣類や、お風呂上がりに使ったバスタオルは湿った状態ではなく乾かしてから洗濯カゴへ入れましょう。
湿った状態だと雑菌が繁殖しやすくなり、乾かした後も生乾き臭の発生率が高くなります。
過炭酸ナトリウムでつけ置き洗い
服に付いてしまった雑菌を取り除く効果のある「過炭酸ナトリウム」でつけ置きをしてから通常の洗濯をすると、ニオイが残りにくくなります。
セスキ炭酸ソーダやオキシクリーンなどを水に溶かし、10～20分ほど漬けてから洗うだけなので、手間もかかりせん。
洗濯槽の除菌やカビ取りにもなるので一石二鳥です。
お湯を使うと効果的
上記のつけ置きで効果がなかった場合、40度くらいのお湯を使に過酸化ナトリウムを入れて、1時間ほどつけ置きをしてみましょう。
よりニオイが取れやすくなります。
さらに、洗濯機を回す時に、洗剤と一緒にニオイを取り除くための洗濯補助洗浄剤を使うと、効果がアップします。
脂っぽい汗がついたところを石鹸で部分洗い
首筋や背中、脇など、脂っぽい汗が付きやすい部分におすすめなのが固形石鹸です。
固形石鹸は油汚れに強く、繊維の奥に入り込んだ皮脂汚れも絡め取ってくれます。
固形石鹸で部分洗いをしてから、通常通り洗濯機で洗いましょう。
完全に湿気を飛ばす干し方が大事
臭わない干し方のポイントは、できるだけ洗濯物が重ならないように風通しをよくして完全に乾かすことです。
湿気が残っていると、影を潜めていた雑菌が一気に増えて部屋干しをしたときのようなイヤなニオイを発生させてしまいます。
もし乾燥機があるなら、熱で雑菌を殺しながら乾かすことができるのでオススメです。
加齢臭やミドル脂臭は元からシャットアウトするのがベスト
脂っぽい汗がつくことが多い男性の洗濯物は、酸化したり雑菌が増殖しやすいため、洗濯しても衣類に生乾き臭のようなイヤなニオイが残りやすくなります。
つけ置き洗をするなどニオイを消す方法はありますが、、一番の解決策は、加齢臭やミドル脂臭の原因となる汗や皮脂を衣類によせつけないことです。
つまり、入浴時に皮脂汚れをしっかり落とすことが重要です。
加齢臭対策・ミドル脂臭対策のボディシャンプーが発売されているので、お風呂でニオイ対策をすることができます。
けれども、シャンプーやボディシャンプーは、肌や頭皮の表面についた皮脂しか取り除いてくれません。
とくに、汚れがたまりやすい毛穴の奥には、皮脂がたまったままなので、汗と混ざりニオイのもととなってしまいます。
ただし、洗いすぎると肌や頭皮が乾燥してしまい、逆に皮脂の分泌が活発になってしまうデメリットがあるので注意が必要です。
本気でニオイ対策をしたいなら毛穴の奥から汚れを落とそう
本来肌や頭皮に必要な皮脂は残し、加齢臭やミドル脂臭の原因となる余分な皮脂汚れだけを取り除きたいなら、ミラブルのような超微細な気泡を含んだ水で体や頭を洗うのがおすすめです。
肌の表面の皮脂だけを落とすボディーソーブと違い、毛穴の奥から不要な皮脂や老廃物だけを取り除くので、根本からニオイ対策ができます。
シャワータイプだけでなく、工事の必要ナシでマイクロバブルが楽しめるポータブルタイプのミラバスもありますので、もし旦那さんがお風呂好きならお風呂タイプも選べます。
マイクロバブルはニオイ対策だけでなく美肌対策にも使える
ミラブルのようなマイクロバブルシャワーやバスは高額なので、旦那さんのニオイケアのためだけに買うのは躊躇してしまいますが、体臭対策だけでなく、美肌対策やヘアケアにも効果を発揮するんです。
- 毛穴が目立たなくなる
- 肌がもっちりと潤う
- 髪がサラサラになる
と肌や髪にもメリットがあるので、家族全員で使えます。
以前からミラブルに興味があった方は、旦那さんの体臭対策を口実にミラブルを検討しちゃうのもいいですね。
まとめ
旦那さんの洗濯物だけ生乾き臭がしてしまうのは、加齢に伴う脂っぽい皮脂分泌の変化で、衣類に汚れが残り雑菌が繁殖してしまうからです。
つけ置きあらいや固形石鹸での部分洗いなどで、対策できるので試してみてくださいね。
でも、一番の解決策は、分泌された脂っぽい汗による皮脂汚れを入浴でしっかり落とすこと。
奥さんの美肌ケアや子供さんの肌の保湿ケアにも使えるミラブルのシャワーヘッドや、マイクロバブルのバスタイムが楽しめるミラバスなども検討してみましょう。
