生え際の短い毛が伸びない女性での原因や対策を解説しています。
生え際の短い毛の女性の原因
- 切れ毛
- ヘアサイクルの乱れ
生え際に短い毛がピンピンと、いつの間にか生えている短い毛が生えてくる原因は主に上記の2つです。
髪が傷み「切れ毛」になっている
生え際の短い毛の原因として考えられるのが「切れ毛」です。
多くの女性は、カラーやパーマなどでヘアスタイルのおしゃれを楽しんでいますよね。また最近は、白髪で悩む方も多く白髪染めをする方も増えています。
- カラー
- パーマ
- 白髪染め
これらはすべて髪が傷む原因となっています。カラーなどの薬剤はアルカリ性ですが、私たちの肌は弱酸性です。
薬剤の刺激が強く頭皮はダメージを受けてしまいます。頭皮が健康でなくなると、髪に十分な栄養が届けられなくなります。
髪に栄養が行き渡らなくなると、毛は乾燥しパサパサとした髪質になってしまいます。傷んだ髪は、成長できずに途中で切れやすくなって短い毛となってしまうのです。
さらに、カラーやパーマに使用される薬剤は、髪のキューティクルを開いてしまいます。開いたキューティクルから、どんどん髪の栄養が流出していき、
- 傷み⇒切れ毛⇒短い毛が増える
といった悪循環を繰り返してしまいます。
白髪染めやヘアカラーは、一定期間で繰り返して行うためダメージも大きくなり、生え際に短い毛が増えてしまいます。
ヘアサイクルの乱れ
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 喫煙
日々の生活の中で上記のような生活習慣がある方や、ストレスを抱えている方は、ヘアサイクルの乱れの原因となっています。
さらには、加齢、出産、更年期などでホルモンバランスが乱れることでも、ヘアサイクルが乱れや、女性型脱毛症のFAGAが原因となることもあります。
新しい髪が生える、長し長く伸びていく、寿命を迎え髪が抜ける・・・これが正しいヘアサイクルです。
ヘアサイクルには髪が成長する「成長期」の期間があり、成長期が長ければ髪の寿命も当然長くなります。
しかし、ヘアサイクルが乱れ成長期が短くなってしまうと、髪が長く成長できずに生え際の髪もしっかりと伸びられないため、短い毛になってしまうのです。
生え際の短い毛の対策方法
生え際の短い毛を増やさないための対策方法をご紹介します。
切れ毛を増やさないようにする
切れ毛を増やさないようにするには、やはりカラーやパーマをしないのが一番です。でもそういうわけにはいきませんよね。
最近では美容室で使用されている薬剤にも、髪や頭皮への刺激を極力抑えたものが増えています。
「ダメージレス」といった言葉がついた施術メニューがある美容院もあります。美容室で施術してもらうなら、髪に優しい薬剤を使用してい美容院を選択していきましょう。
カラーや白髪染め後はヘアケア
カラーやパーマ、白髪染めなどを行った後は、髪の乾燥を防ぐためにトリートメントをするようにしてください。
ダメージレスなカラーやパーマ・白髪染めをしても、やはり髪や頭皮へのある程度のダメージは避けられません。
白髪染めなどでダメージを負った髪を保湿しケアしていきましょう。
シャンプーの変更
毎日使用しているシャンプーやトリートメントを、毛髪補修効果があるものに替えていきましょう。ダメージヘアをケアするためには、日々のヘアケアを見直す必要があります。
毛髪補修効果がある成分としては「ヘマチン」といったものがなります。さらに、髪や頭皮に優しい洗浄成分を使用している「アミノ酸系」のものを使うといったことも意識してください。
髪を洗った後の保湿には、アウトバストリートメントの使用がおすすめ!高い保湿効果があるヘアオイルなら、しっとりと艶のある仕上がりにしてくれます。
ヘアサイクルの乱れの原因を改善していく
ヘアサイクルの乱れの原因となる生活習慣の改善から始めてみましょう。
- 栄養バランスのとれた食生活
- 質の良い十分な睡眠をとる
- 禁煙する
食生活の見直し
髪の成長に必要な栄養素である「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」といった栄養素は意識して積極的にとっていきましょう。
日々の食生活で摂取が難しいと感じるなら、サプリメントで補給するという方法もあります。
睡眠時間の確保
睡眠はたくさんの時間寝ればいいというわけではありません。
22~2時の間に成長ホルモンが分泌されるので、可能であれば早寝早起きの習慣付けしていきましょう。
ストレス発散
ストレスはため込まずに自分なりの解消方法を見つけて、その都度解消しリフレッシュしていくことも大切です。
お金と時間に少しの余裕があるなら、ヘッドスパなどを受けてみるのもおすすめです。
プロの頭皮マッサージで凝りもほぐされ血流もよくなり、気分もスッキリとするので、癒しとリフレッシュ効果も得られますよ。
脱毛症を発症しているのなら治療開始
生え際の毛が伸びない理由が女性特有の脱毛症、例えばFAGA(女性型脱毛症)であれば薄毛専門のクリニックで治療を開始しましょう。
FAGAなどの脱毛症は、シャンプーの変更などのセルフケアでは薄毛の症状は改善できません。何の対策もせずに放置していると、薄毛の症状は進んでいってしまいます。
- 髪全体でボリュームがなくなってきた
- 分け目が目立ってきた
- 髪質が細く柔らかく変化してきた
などの薄毛の傾向を感じているのなら、すでに脱毛症を発症している可能性がありますので、早期のうちに薄毛専門のクリニックで髪の状態を確認してもらいましょう。
生え際の短い毛が気になったらヘアケア開始の合図
女性の生え際の短い毛の原因は、生活習慣の乱れ・髪へのダメージ・ヘアサイクルの乱れ・脱毛症の発症など多くあります。
生え際の短い毛は本当に嫌ですよね。せっかくのヘアスタイルも、短い毛が気になるだけでなんだか思うようにきまらない・・・
見た目だけを整えるために、ワックスなどで固めてしまうのもいいですが、根本的に改善していく必要があります。
まずは生活習慣を見直し、髪の毛がしっかりと成長できるように改善していきましょう。
ヘアカラーや白髪染めで髪にダメージがあるのなら、髪に優しいカラーに変更する、トリートメントなどでケアをしていってください。
FAGA(女性型脱毛症)を発症しているのなら、セルフケアなどでは薄毛の症状は改善できませんので、薄毛専門のクリニックで治療を開始しましょう。
脱毛症であれば、放置していても症状は改善されず、むしろハゲは進行していきますので、できる限り早期のうちに対策に動きだしていきましょう。