ミネラルウォーターの「クリスタルガイザー」は赤ちゃんにもそのまま使えますが、煮沸してから使うほうがより安心です。
なぜ煮沸してからのほうがいいのか、調乳に適しているのはどんなお水かを紹介しますので、よかったら参考にしてください。
クリスタルガイザーは赤ちゃんにそのまま使えるかを検証
クリスタルガイザーは、赤ちゃんの水分補給や粉ミルクの調乳にそのまま使うことができます。
クリスタルガイザーの公式サイトにも、「クリスタルガイザーは硬度38mg/Lの軟水なので、調乳にも水分補給にもおすすめのミネラルウォーター」と表記されていました。
また、全国多くの産院で、調乳指導や母親学級で紹介されているんです。
加熱殺菌でないので沸騰させてから使うほうがより安心
日本のミネラルウォーターは加熱殺菌されているのに対して、クリスタルガイザーは加熱殺菌されておらず、オゾン殺菌という方法が使われているため、赤ちゃんには煮沸してから与える方がより安心です。
オゾン殺菌でも、細菌などの数値は問題のない基準を満たしています。
ただし、製造時点での数値チェックになりますので、赤ちゃんに与える場合に不安を感じるのであれば煮沸してから使いましょう。
粉ミルクは水道水で作ることを前提に作られている
日本の粉ミルクは、水道水で作った場合に母乳に近いミネラルの配合になるよう調整されています。
ですから、ミネラルがたっぷりのミネラルウォーターを使って調乳すると、母乳よりもミネラルが多くなる可能性があります。
ミネラルがたっぷりのほうが、赤ちゃんの体にいいような気がしますが、実は逆。
赤ちゃんはミネラルを多く摂取しすぎると、腎臓に負担がかかってしまうので、ミネラルの取り過ぎには気を付けなければなりません。
クリスタルガイザーは軟水なので、硬水に比べるとミネラルの保有率が少ないため、調乳に向いているミネラルウォーターと言えます。
ですが、調乳は水道水で作ることが前提となっていますので、わざわざミルクを作るためにクリスタルガイザーを買う必要はありません。
水道水でミルクを作る時には煮沸は必須
水道水は飲んでも大丈夫なように水道法の基準を満たしていますが、体が未発達の赤ちゃんにはそのまま飲ませてはいけません。
水道水には
- 残留塩素
- トリハロメタン
- 一般細菌
- 赤錆
などが含まれているので、ミルクに使う場合には必ず煮沸し不純物を取り除きましょう。
煮沸時間は自治体によって違う
不要物を取り除くための煮沸時間は、自治体によって違います。
なぜなら、土地によって水道水の成分が異なるからです。
そのため、自分が住んでいる自治体の水道局のホームページを確認して、どのくらい煮沸したらいいのかをチェックしましょう。
煮沸が大変な場合にはウォーターサーバーがあると便利
赤ちゃんは1日に何度もミルクを飲むので、ウォーターサーバーがあると煮沸の必要がなく、調乳が楽になります。
ウォーターサーバーにはいろいろな種類がありますが、調乳に使うならアクアスタイルのような水道直結タイプがおすすめです。
2種類のフィルターが、ミネラル分を残して水道水の不純物だけを取り除くので煮沸する必要がありません。
85℃のお湯がいつでも出てくるので、調乳がとても楽なんです。
しかも、水道直結タイプは
- ボトルの交換が必要ない
- ボトルの受け取りの必要がない
といった子育て中の忙しいお母さんに嬉しいメリットもあります。
どんなに水を使っても、ウォーターサーバーにかかる料金は定額なので、ミルク作り以外にも、ご飯作りや離乳食にも使用量を気にする必要がありません。
煮沸に時間をかけずに調乳できるので、夜中でも赤ちゃんを待たせずにミルクを与えることができます。
まとめ
クリスタルガイザーは、赤ちゃんにそのまま与えても大丈夫です。
ただし、非加熱処理で殺菌しているタイプの水なので、心配な場合には煮沸しましょう。
煮沸するのであれば、水道水でミルクを作るのと手間は同じです。
粉ミルクは水道水で作ることを前提に成分が調整されていますので、わざわざクリスタルガイザーを買う必要はありません。