完ミ育児の場合、赤ちゃんはいつまで夜中のミルクが必要なのかを解説します。
完ミの赤ちゃんは夜中のミルクをいつまで必要としているか
完全ミルク育児でも母乳育児でも、夜間の授乳をいつまで続けなければならないという、明確なルールはありません。
月齢が低いうちは、1回の授乳で飲む量が少ないため、2〜4時間ほどでお腹が空いてしまうため、夜中の授乳は必須です。
けれども、月齢が進んでくると、1回の授乳で飲む量が増えるだけでなく、離乳食も始まるため、日中の栄養で満たされ、夜中の授乳が不要になっていきます。
とはいえ、ミルクを飲む量や、離乳食の進み具合は子供によって差があるので、「何ヶ月目からは夜中のミルクは不要」といったハッキリとした線引きはできません。
平均すると、だいたい10ヶ月くらいから不要になる子が多いですが、個人差がかなりあります。
早ければ生後7〜8ヶ月頃になると、夜中の授乳を必要とせずに朝までぐっすり寝る子もいますが、逆に1歳を過ぎても、夜中に泣いてミルクを欲しがる子もいるといった感じです。
ですから、夜中のミルクがいつまで必要なのかは、朝まで足りるほど寝る前にミルクや離乳食で栄養をとれているかで大きく左右されます。
寝ている赤ちゃんは基本的に起こす必要はない
生後半年を過ぎ、
- 食欲がある
- 体重の増加に問題がない
- おしっこがちゃんとでている
といった状態であれば、わざわざ寝ている赤ちゃんを起こして授乳する必要はありません。
夜中に泣いてミルクを欲しがらないということは、日中にとった栄養と、寝る前の授乳で、朝まで足りている状態なので、朝まで寝かせてあげましょう。
体内時計が整うと夜にぐっすり寝るようになる
月齢が進んでくると、体内時計が整い、朝と夜の区別がついてきます。
朝は起きる、夜は寝るといった生活リズムがつき、夜は長めに寝てくれる可能性も。
ただし、授乳の量と同じく、睡眠のリズムも子供によって差があります。
眠るのが苦手な子もいますので、周囲の子と比較し焦らないようにしましょう。
夜間断ミになったら体重を要チェック
夜中のミルク断ちができるようになったら、体重の増え方に問題がないかチェックしましょう。
もし、夜間の授乳がなくなったせいで、成長に影響がでているのであれば、日中の栄養の与え方を考えなければなりません。
離乳食の内容や回数、ミルクの量を確認し、赤ちゃんの月齢や体格に適しているかを見てみてください。
もし足りてないようであれば、夜中のミルクも必要です。
よくわからない場合には、かかりつけの病院に相談するのもいいですね。
強制的に夜間の断ミをしたいなら
子育てサイトの掲示板などを見ると、夜中の授乳なしに朝までぐっすり寝てほしい場合、寝る前のミルクの量を多めにあげるようにしたというママ達の声が多かったです。
また、下記を試している人もいました。
- 午後3時前はお昼寝をしないようにする
- 夜にぐっすり寝るように日中に沢山動くようにする
- 離乳食の回数を増やす
夜中にミルクを飲む体内サイクルになっていると最初は難しいかもしれませんが、お腹が空いて目覚めないようにしっかりミルクを飲ませてから寝せ、夜間の授乳をスキップできるようチャレンジしてみましょう。
もっと夜中の授乳を楽にしたい人へ
出産後、数時間おきの授乳がずっと続いているため、赤ちゃんが夜中ぐっすり寝てくれたらどんなに楽かと思いますよね。
母乳で育てているのであれば、夜中は添い乳をすればいいですが、完ミの場合は、起き上がってミルクを作らないといけません。
少しでも夜間の授乳を楽にしたいと思うなら、わざわざお湯を沸かしたり、湯冷ましで温度を調整しなくてすむ、ウォーターサーバーを使うのもひとつの手段です。
ウォーターサーバーのいいところは、ミルクだけでなく、離乳食や赤ちゃん用の麦茶作りにも使える点。
使い放題の定額プランもあるので、野菜やお米を洗ったりする時にも、惜しみなく使えます。
しかも、最近ではアクアスタイルのようにボトルの交換が不要なタイプのサーバーもあるので、重いボトルを持ち上げる必要もありません。
赤ちゃんが寝ているすきに、ササッとコーヒーや冷たいドリンクを作って、ホッと一息ついたり、夜に小腹が空いたときにカップスープでお腹を満たしたりという使い方もできそうですね。